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告白    2008 / 02 / 11 ( Mon )
お題に沿って2。色々と下ネタというかなんというかな小ネタ。




告白


 椅子に腰掛けると柔らかな光が目を射した。
陽を湛えたガラス張りの部屋で、ゆっくりと背もたれへ身を沈める。
手に持った香り高い珈琲を脇に置き、窓からのぞく街並を心持ち長閑に見渡した。
小春日和とはこんな日の事をいうのだろう。その心地にもう少しばかり身を任せれば深い眠りに誘われる事だろう。
 それは幼い日の中に甦る、童話のお菓子の家のように甘美に私を惹き付けてやまない。
私が、そっと目を閉じようとした折、部屋の空気を乱すようにドアが金具の音を引き連れて開いた。そこから姿を現したのは、もう壮年に差し掛かろうという歳になる息子だった。
 息子は小さく私に呼び掛けると、小さく履物の音を立て私の傍へとやってくる。
私は些か残念に思いながら目を開けると、その主へ目を向けた。

「何だ」

 言い出しずらそうにしていたので私が助け舟を出すと息子は驚いたように止まり、決まり悪そうに目を泳がせた。
昔からの癖だった。何か隠し事があると目を併せようとしない。

「あの、父さんに話があるんだ」

 外を走るトラックのエンジン音が去ると息子は、意を決したように言った。
どうやらただ事ではないらしいが、生憎見当がつかない。何か取り柄があるわけではなかったが、これと言って大きな失敗を犯した事の無い息子に、私はある種の信頼も置いていた。
私は傍のテーブルに置いていた珈琲を一口ばかり口に含むと、それから何をするでもなく佇む不肖の息子に一声掛ける。

「何か困った事でもあったのか」

 息子ははっとしたように顔を上げるが又すぐにふせ、落ち着き無く頭を掻いていた。

「困った事といえばそうなんだけど」

 はっきりとしない物言いに私は徐々に気が立ちはじめ、昔のように怒鳴りつけたくなる衝動を二口目の珈琲と一緒に呑み込んだ。
もう成人して幾らも経つ息子を叱っても栓の無い事だ。

「父さん、僕が誰とセックスをしても怒らないかい」

 いきなりの事に少々咽せた。
息子は心配そうに声をかけるのを制し、私は漸く一息つくとかぶりを振り椅子の上、息子に振り返る。

「私はお前にそこまでの報告義務を課せた覚えは無いぞ」

 今時、逐一そんな事に父親の許可を取るようでは先行きが思い遣られる。
私は嘆息した。

「いや、これは少し、事情が・・・」

「はっきりしたらどうだ」

 要領を得ない息子の言に辟易とし、私が一喝すると息子は観念したように視線を合わせた。



 「僕、中学の頃から母さんとしてたんだ・・・」
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